※この記事は2016年8月1日に公開したものに、加筆・修正を加え2020年4月16日に再投稿したものです。
トムコのリフォームチーム白石です。
神戸市ではお元気な65歳以上の方のお住まいをバリアフリー化することで、その費用を助成してくれる制度があるのですが、先日(3/19)2020年度版が発表されましたので、お知らせいたします。
※コロナウィルスの影響で受け付け開始が4月20日から5月7日に変更になりました。
助かる!助成金制度とは・・
※神戸市のHPより抜粋
対象となるのは65歳以上で「介護認定を受けていない」方
- 神戸市にお住まいで、自らが住む住宅をバリアフリー化しようとする65歳以上の高齢者がいる世帯。
- 世帯員全員が要支援又は要介護認定を受けていないこと。(「介護事業対象者」の方はお申し込みできます。)
- 世帯の年収が下記のとおりであり、市民税を滞納していないこと。
収入要件(所得によって制限があります)
【世帯種別の年収】
- 高齢単身世帯
総所得220万円未満 または (年金収入+その他総所得)=340万円未満
- 高齢夫婦世帯 (夫婦のいずれか、または、両方が65歳以上)
総所得220万円未満 または (年金収入+その他総所得)=463万円未満
- 上記以外の世帯
総所得510万円未満
対象となる工事は主に「手すり」と「段差解消」
補助対象個所は、浴室や洗面所・便所などの水まわりを始め、転落や転倒の恐れがある階段や玄関です。
工事内容は手すりの取り付けと、玄関に式台(踏み台)を設置するような段差解消が補助の対象となります。
対象箇所 | 対象工事 |
浴室 | 手すりの取り付け・段差解消 |
脱衣室(洗面所) | 手すりの取り付け・段差解消 |
便所 | 手すりの取り付け・段差解消 |
廊下 | 手すりの取り付け・段差解消 |
階段 | 手すりの取り付け・すべり止めの取り付け |
玄関 | 手すりの取り付け・段差解消 |
もらえる額は最大6~12万円。納税額によってかわります。
市民税課税世帯は、対象工事費(上限18万円)の1/3を補助(最大6万円)
市民非課税世帯は、対象工事費(上限18万円)の2/3を補助(最大12万円)
工事着工前に必ず申請が必要で、工事完了後に交付されます。
→工事前に申請することが必須です!
申請せずに着工した場合には補助の対象にならなくなってしまうので、くれぐれもご注意を!
また、世帯全体での年収の上限が定められているため、働き盛りのご家族と同居されている場合は対象にならない場合があります。事前にご確認ください。
申請時には住民票の写しや所得証明なども必要となります。
そもそも手すりって必要?!
わが家のトイレの手すり・・紙巻器の上の棚も手すりのかわりになります
トムコでは、浴室リフォームをご検討のお客様に「手すり」を設置するプランをご提案をするようにしています。もちろん今は必要ない!とおっしゃる方もたくさんいます。実際わたしもそうでした。でも5年前、思ってもいない緊急手術で子供を出産することになり、産後は手すりなしでは一歩も歩けない状態になりました。しばらくして自宅を購入したときには、お風呂にもトイレにも悩むことなく手すりを設置しました。そんな経験から年齢に関係なく、手すりの設置をお勧めしています。
後から取り付けると大変ということ事もありますが、特に体調が優れないときなどは、湯船から立ち上がるときなどには浴槽の横に設置された手すりが心強い味方だったりしますよ。腰が痛いときにはトイレにそっと佇んでいる手すりが心強いです。
まとめ
介護やバリアフリーに対する考え方は自治体によって様々ですが、自治体ごとに補助金制度が定められていて、寝たきりを防ぐための「予防」としてバリアフリー改修を推奨する自治体がここ数年で増えてきたように思います。
今回は「手すり」をテーマにご紹介しましたがお住まいにお困り事をお抱えのお客様、又はお住まいの将来についてご検討中のお客様など、少しでもご参考にして頂くことができたら幸いでございます。
○◎くわしくはこちら◎○
【相談・補助申請窓口】
〒653-0042
神戸市長田区二葉町5丁目1-1 アスタくにづか5番館2階
電話番号:078-647-9933(10:00~17:00)水曜・日曜・祝日を除く
白石 彩
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