こんにちは、ラディッシュ企画編集室のタジマです。
この間、久しぶりに京都に行ってきました。昔から変わらない町並みを見ながら歩くのがとても楽しかったです。
四条烏丸を歩いていると町家風のいい感じの路地が…。散策してきたのでご報告しますね
目次
- 膏薬辻子(こうやくのずし)とは・・・
- 趣のある町なみに…
- 風情あるお宿発見!!
- お土産はコレ!
- まとめ
膏薬辻子(こうやくのずし)とは・・・
この路地は、四条通りから綾小路通りを通り抜ける膏薬辻子(こうやくのずし)という名前の小道でした。京都市の駒札によると、西光寺(現在の六波羅密寺)を創建した空也上人が平安中期、天慶の乱に敗れ討死した平将門を弔うために厨子を作った場所だとか。「空也供養の厨子」がなまって「こうやくのずし」になったと言われているそうです。
通りにはつい立ち寄りたくなるような可愛いお店や工房が多いんですよ。
趣のある町なみに…
昔の日本にタイムスリップしたような気分で石畳を歩いていると小ぎれいな建物が…。町家だと思っていいると実はビジネスホテルだったんです。
景観を損なわないよう入口は町家風になっているけど見上げるとやっぱりホテル、面白い!!
「ホテル ゆにぞ」の提灯看板に引き寄せられて中に入ってみると…。
内装にも京都らしさが満載。
龍安寺の庭と同じ「石川砂」を使用して中国の昔話「郭巨(かっきょ)」のお話を再現しているという石庭です。
とても貧しかった郭巨さんは、老母が自分の食事を孫に食べさせようとしたのを見て、食いぶちを減らすため我が子を山に埋めようと決意しました。穴を掘っているとそこから「天、孝子郭巨に賜う」(天から親孝行の郭巨さんに与える)と書かれた黄金の釜がでてきて家族が幸せになったそうな。一見残酷なようですが、親孝行の良い話として中国に伝わっているそうです。
祇園祭の郭巨山(かっきょやま)はここから名前が付いたそうですよ。そういえばホテルの住所にある町名も「郭巨山町」ですね。
ロビーに座って庭を眺めているとすっかりくつろいだ気分になりました。正面玄関にも植栽がありビジネスホテルとは思えない京都らしさを感じるホテルです。
★ホテルユニゾ京都四条烏丸
京都市下京区四条通西洞院東入郭巨山町8番地
京都市営地下鉄烏丸線「四条駅」、阪急京都線「烏丸駅」から徒歩4分
ご予約はコチラ
風情あるお宿発見!!
「ホテル ゆにぞ」の向かいに石畳の細い小道があったので入っていきました。
すると両サイドに畳の部屋と囲炉裏のある部屋が。
さらに歩いていくと可愛いお地蔵さまのお出迎え。
「宿 きらまち」という京町家風のいい感じのお宿を発見しました!一棟貸しのお部屋には、全室庭園を望むテラスや専用バスルームが完備されているそうで、昔の長屋を連想させるような純和風の作りですね。偶然スタッフの方が外にいらっしゃったので少し話を聞いてみました。
その時はプレオープンということでまだ人の気配はありませんでした。宿泊客は外国の方が多く皆さんとても喜んでくれているとのこと。「ぜひ泊まりにきて!」とにこやかにお話してくれたスタッフの方はとても気さくなおじさんでした。2泊以上からという宿泊条件があるようですが、遠方からのお客さんにはゆったり過ごせそうですね。
小道にはこんな扉が付いているんですよ。
★「宿 きらまち」
京都市下京区新釜座町722番地
TEL:075-741-7792 FAX:075-741-7793
地下鉄四条駅より徒歩4分
お土産はコレ!
せっかくなので帰る前に錦市場に寄ってみました。
普通の商店街と違ってお土産物屋さんがいっぱい。そしてなにより観光客のすごいこと!!人の流れに身を任せて歩いていると「桝俉(ますご)」というお漬物屋さんを発見しました。まず目を引いたのは奈良漬!おばあちゃんが作ってくれた奈良漬を思い出して足を止めました。大きな樽に積み上げられたお漬物の数々は圧巻です。
写真:「桝俉(ますご)」HPより
買ったのは大根のお漬物と娘が大好きなしば漬け。とっても食べやすく好きな味だったのでぜひおススメです。お取り寄せもできるそうですよ。
「桝俉(ますご)」の詳しい情報はコチラ
まとめ
日本の古都というだけあって、お寺、神社めぐりや散策にうってつけの京都。そして何より食べ物や雑貨のお店が多くて女子にはたまりません!!機会があったらぜひ泊まってみてくださいね。
田嶋 直子
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