パンや洋菓子の美味しい街として知られる神戸。神戸っ子にとって洋菓子は、地方の方への手土産に欠かせないアイテムです。でも有名店の物だと各地のデパートで買えることも多く、案外レア感がないんですよね。そこでラディッシュ企画編集室のオハラがご紹介したいのが、神戸にしか出店していない老舗ベーカリー「フロインドリーブ」の焼き菓子です。※ブログの最後にトムコからのお知らせがあります。
フロインドリーブ
今からちょうど100年前の1924 年、ドイツ人のハインリッヒ・フロインドリーブ氏が神戸中山手にパン屋を開いたのがお店の始まり。職人さん達が丁寧に焼き上げるパンや焼き菓子の贅沢な味わいが長年神戸っ子に愛されています。
素材にこだわった手作り製法の伝統を守り、パンを始めパイやクッキーなどのドイツ菓子を販売。1977年、創業者夫妻をモデルにしたNHKの朝ドラ“風見鶏”が放送され、フロインドリーブの名は日本全国に知られるようになりました。現在は歴史ある教会をリノベーションした建物で、ショップ&カフェとして営業されています。
商品は、上記の生田本店と大丸神戸店・神戸阪急店、そしてフロインドリーブオンラインショップで購入できます(一部の商品はamazon等でも購入可能)。白地に紺のシンプルな包み紙。このレトロ感が安定の美味しさを物語るようです。
スイートハート
看板商品は、コクのあるバターをたっぷり使用したサクサク食感のパイ。スイートハートという名の通りハート型をしています。が、実はこれハートではなく、ドイツで縁起が良いとされる豚の耳がモチーフになっているのだそうです。なので別名「ミミパイ」と呼ばれています。個包装になっているので分けやすく、どの世代にも喜んでいただけるお味です。大きさは大・中・小の3種類あり、それぞれ食感が違います。(中10枚入りで¥2,538)
ミックスクッキー
私のイチオシは、コクのあるバターやナッツがふんだんに使われた手作りクッキーの詰め合わせです。ひとつずつ丁寧に焼き上げられたクッキーは全部で12種類。いつもどれから食べようか迷います。(1袋70g712円)
クッキーはそれぞれ単品でも販売されています。12種類の中でひとつお勧めするとしたらカレンズハイデザン。上質なバターにレーズンの甘さが香ります。
ダブルスイート
手土産に最適なのは、スイートハートとミックスクッキーの詰め合わせ。詰め合わせ方によってお値段は色々あります。写真のスイートハート5枚+ミックスクッキー2袋のタイプで2484円。
100周年限定パッケージ
〈単品クッキー〉5月20日~無くなり次第終了
100周年を記念し、お客様や従業員からアンケートを取って人気の高かった3種の単品クッキーが限定商品として販売されています。種類は上記の【カレンズハイデザン】と【プレーンハイデザン】、【バニラ】。定番の単品クッキーは60gで販売されていますが、100周年バージョンは130gとボリュームアップ!大好きな味をたっぷり楽しむことができます(各1782円)。地方発送は不可。
〈レトロ缶クッキー2袋入り〉 6月1日~無くなり次第終了
白のマットな缶の中にミックスクッキーが2袋(¥2,160)。涼しげなパッケージが夏の手土産にピッタリです。
まとめ
地方の方への手土産はもちろん、地元神戸の方にお渡ししても「わぁフロインドリーブ!」と、喜んでいただけるのが老舗の力かなと思います。映画のロケなどにもよく使われている生田本店の建物は趣があってとっても素敵。地方からのお客様をご案内するのにも最適ですよ。
生田本店 店舗詳細
住所:神戸市中央区生田町4-6-15
電話:078-231-6051
営業時間:10:00-18:00 (カフェは17:00ラストオーダ―※ドリンクメニュー等は17:30まで注文可能)
定休日:水曜(祝日の場合翌日休)
HPはコチラ
※一部写真はフロインドリーブのインスタグラムなどからお借りしました
トムコdeレッスン
小原 由美
最新記事 by 小原 由美 (全て見る)
- 【淡路島/温泉】うずしお温泉 湯の川荘 ~知る人ぞ知る!お肌ツルスベ美人の湯~ - 2024年11月7日
- 【この人にスポット】児童文学者 岡田淳さんのアトリエを訪ねて ~“こそあどの森”シリーズを書き続けて30年~ - 2024年11月1日
- 【丹波篠山/蕎麦】“丹波そば切り 花格子” 街並み保存地区にある十割蕎麦の店 - 2024年10月10日