こんにちは!ラディッシュ企画編集室のオハラです。日本映画史のはじまりの地と言われる神戸。今回は、映画フィルムや映写機材、ポスター、雑誌など映画に関するあらゆるものを収集し、保存・公開している “神戸映画資料館”をリポートします。※ブログの最後にトムコからおトクなお知らせがあります!
神戸映画資料館は、新長田駅の “鉄人28号” のいる広場から商店街を南へ歩いて5分。アスタくにづか1番館北棟の2階にあります。(写真左上方、黄色いサンルームのようなあたり)
入館料無料で、誰でも気軽に入る事ができます。
入るとすぐに、大きな映写機やカメラ、そして時代を感じさせる映画のポスターが迎えてくれます。
国内にある民営の機関としては最大規模のフィルムアーカイブで、古今東西の貴重な映画フィルムが2万本(2022年4月現在)以上収蔵されています。国内外の映画の専門家からも一目置かれている場所なのだそうです。
館内は壁一面の窓から光が入るとても明るい空間で、ロビースペースはカフェになっています。“資料館”という名前ですが、かしこまった雰囲気はありません。
映画好きな方はもちろん、お茶だけを楽しみに来るお客様も結構いるのだそう。映画談議に花を咲かせる人達の会話に耳を傾けながらコーヒーをいただくのもいいですね。
ロビーの本棚には、ロードショー、スクリーン、キネマ旬報・・映画雑誌のバックナンバーやパンフレットがズラリ。これらは手に取って自由に読むことができます。
懐かしいなぁ。私が学生の頃は、推しのスターの情報を集めるにはこういう雑誌を読むしかなかったんですよね。
パラパラめくると青春の思い出が蘇って来ます。友達の中で“ロードショー派”と “スクリーン派”に分かれていたことも思い出しました。私は少しひねくれてキネ旬派。和田誠さんのコラム「お楽しみはこれからだ」が好きだったなぁ。ここに通ってあれこれじっくりと読みたい!
併設のミニシアターではほぼ毎週末に上映会が開催されていて、懐かしい名画や貴重な映画、最新のドキュメンタリーなどを鑑賞することができます。監督や俳優さんの舞台挨拶やインタビューが行われることも!
現存しないと思われている幻の映画を発掘することにも力を入れていて、保管庫には「明治時代の大相撲」「関東大震災実況」「現存する原節子最古の出演作」「美空ひばり10代の主演作」「ディズニーアニメ初期短編」など貴重なフィルムが多数収蔵されています。映像関係者を始め、映画を勉強している学生さん達の多くが、研究のために通ってくるそうです。
そんな神戸映画資料館が目指すのは “開かれたフィルムアーカイブ”。『一般の映画好きの皆さんが専門家の方々と一緒になって、研究対象となる資料の映画史的な価値を見出す』そんな拠点でありたいと、毎月ボランティアを募り、パンフレットやポスター、チラシなどの資料整理を行う活動を続けています。映画に興味がある方、ぜひ参加してみませんか?
神戸映画資料館 詳細
住所:神戸市長田区腕塚町5丁目5番1 アスタくにづか1番館北棟2F 201
アクセス:JRおよび地下鉄西神山手線「新長田駅」より南へ徒歩5分
休館日 :水・木曜日
開館時間 :10:30〜18:00
(上映会やイベントのある日はこの限りではありません)
入館料:無料
電話:078-754-8039
メールでの問い合わせ:info@kobe-eiga.net
HPはコチラ
※写真は一部神戸映画資料館HPからお借りしました
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小原 由美
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