神戸港のほど近くにある、レトロ&重厚な雰囲気の【神戸税関】。“船”をイメージした庁舎はかっこいいですよね!実は一般公開されているって知ってましたか?先日見学してきたのでお知らせしますね。
※神戸税関沿いの道路(写真左側)は実は日本で一番短い国道なんですよ。187.1mですって!
神戸税関って?
海や空の玄関口として日本を守る税関。”神戸”税関といいつつも管轄区域は兵庫県・中国地方(山口県を除く)・四国地方と広く、28の外国貿易港と5つの国際空港からの輸出入貨物の通関や関税の徴収、密輸の取り締まりを担っています。
神戸税関は2022年11月に150周年を迎えます。
今の神戸税関の建物は3代目。昭和2年に竣工し戦争や震災を乗り越えてきた先代の庁舎を保存・活用しながら、平成11年にリニューアルされました。
いざ見学!
建物ウォッチング
見学できるのは時計塔の1階部分にある中庭と広報展示室です。入り口は時計塔の下にある東門。旧庁舎そのままの花崗岩の外壁をくぐります。
中に入るとすぐ受付があり、その先には立派な柱が見えています。
床のモザイクタイルや八角柱が美しいエントランスホール。セセッション式を取り入れた重厚感のある建物は圧巻。近代化産業遺産に認定され、公共建築賞など数々の賞を受賞しているのも納得です!!映画「海賊とよばれた男」や「日本のいちばん長い日」などのロケ地にもなっています。中庭。船のブリッジに見立てた新館が目の前です。
中庭に面した明るい廊下を通って、展示室へ進みます。
お仕事ウォッチング
「そもそも税関って何してるの?」海外旅行から帰ってきた時の荷物チェックしかイメージがない私。広報展示室では税関の仕事をわかりやすく説明する動画を見ながらお勉強。
税関職員さんのお仕事をゲーム感覚で楽しめるコーナーもありました。
ブランドの正規品とコピー商品の見分けがつくかを試す「にせものはどれだ?」コーナー。
トライしたブランドバック。“なんとな~くこっちの方が生地がしっかりしてるような・・・”選んでセンターテーブルに置くと・・・
ドキドキ
やった~!本物でした。でも本当に見分けがつきません。税関職員さんはこんなのを間違いなく判別できるなんてすごいですね!
他にも金属探知機を使って「密輸品を探せ!」コーナーも。
「ピーピーピー!」このマネキンの2人組は武器や麻薬など、6つのいけないモノをを隠し持ってましたよ。
実際に押収したモノの展示もありました。たとえばこの消火器。まさかこの中身が覚せい剤だなんて思いもよりませんよね。
覚醒剤を見つけるために日夜活躍している麻薬探知犬の紹介コーナーもありましたよ。
まとめ
前を通る度、気にはなっていた【神戸税関】。建物も素晴らしく一見の価値ありでした。税関と聞くだけで難しいイメージを持ってましたが、展示室のわかりやすい説明のおかげで楽しくお勉強ができました。ここがあるから私達は安全に暮らせているんだと実感しました。大人が楽しめる社会見学、是非行ってみてくださいね。
庁舎詳細
神戸税関
【住所】神戸市中央区新港町12番1号
【見学可能時間】月~金曜(土日祝休み)10:00~16:15
※2022年10月現在、予約制になっています。
【お問い合わせ先】神戸税関総務部税関広報広聴室 078-333-3028
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