ラディッシュ企画編集室クニマツです。新神戸駅から徒歩3分の場所にある「竹中大工道具館」は日本で唯一の大工道具専門の博物館。日本屈指の建設会社「竹中工務店」所有の建物です。待ち合わせまでの時間つぶしに・・・と思って行ってみましたが、とても見ごたえのあるスポットでした。
竹中大工道具館
木のぬくもりを感じさせる立派な棟門。
門をくぐり抜けると、庭の緑に映えるお洒落な日本建築が。趣のある瓦屋根の平屋!ここが「竹中大工道具館」です。
建物の外観は総ガラス張り。六甲の豊かな自然に包まれた「和」の建築はまるで都会のオアシスのよう。さすがはスーパーゼネコン!ですよね。
地上1階、地下1・2階という3階建ての造りで、1階のロビー・シアターでは定期的に特別展などを開催。地下1・2階が常設の展示エリアとなっています。
常設展示コーナー(地下1・2階)
展示は「歴史の旅へ」「棟梁に学ぶ」「道具と手仕事」「世界を巡る」「和の伝統美」「名工の輝き」「木を生かす」と7つのコーナーに分かれています。
法隆寺五重塔の精密模型・・・実物では絶対に見られない屋根の上などの構造がよくわかります。
唐招提寺金堂の木組みを再現・・・釘を一本も使わずに組み上げる匠の技に感動です。
木造建築技術を支える大工道具・・・道具作りにも名工の手が!
京都や奈良の名だたる神社仏閣を築き上げた “いぶし銀の道具達” が展示されています。
道具の作り手も使い手も素晴らしい!!日本の誇りですよね。
木材と木材を繋ぎ合わせる「継手・仕口」・・・パズルを組み立てるような接合方法は何百年も前から伝承してきた工法。手に取って外したり組んだりする体験ができます。(写真の左は大阪城大手門の継手)
まるで難しい知恵の輪に挑戦するような感じで楽しかったですよ。
茶室の実物大模型もあり、靴をぬいで中に入ることができます。
気が遠くなるほど精密な組子細工・・・世界に誇れる日本の伝統美ですよね。
杉、檜(ヒノキ)、桜・・・樹木の展示コーナーでは極薄の「仕上げ削り」を手にとって触ることができます。檜はマスク越しでもいい香り。
常設展示場は大人も子どもも楽しめる空間でした。館内を案内してくれるボランティアもいらっしゃるようです。
特別展示
私が訪れたときは1階ロビーで「一脚展」を開催していました。兵庫県で活動する木工作家達のとっておきの「一脚」を発表する椅子の展示。
会場に並べられた15脚の椅子。全部座り心地を試してみました。
インテリアにもなりますね。どんな空間に似合うかしら?
椅子についてのアンケートに答えたら、こんな素敵なキーホルダーがもらえてラッキー!
ワークショップ
常設展示会場の一角ではワークショップを開催。箸、スプーン、カッティングボード、ミニスツール、組み木パズル・・・いろんな木工作品を作ることができます。
※詳しくはワークショップの案内をみてね。
竹中大工道具館の詳細
住所:神戸市中央区熊内町7-5-1
電話:078-242-0216
開館:火曜日~日曜日9:30~16:30
休館:月曜日
駐車場:6台(普通車5台、障がい者用1台)
アクセス:山陽新幹線「新神戸駅」中央改札口より徒歩3分、神戸市営地下鉄「新神戸駅」北出口1または2より徒歩3分、神戸市バス2系統・18系統「熊内6丁目」下車徒歩2分
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国松恭子
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