こんにちは!当ブログ、神戸からのプチドライブネタ担当のオハラです(そんなんあるんか~い^^)。今回ご紹介するのは兵庫県三田市四ッ辻の176号線沿いにある【cafe RUINS (ルーインズ)】。
神戸市北区の我が家から丹波篠山方面へドライブする時、通りかかるたびに気になっていたお店です。
ネットでRUINSのことを調べると“廃墟カフェ”と出ていました・・。うん、確かにツタに覆われて廃墟っぽい。“幻のタマゴサンド”と書かれた黄色い看板は立ってるけど、ほんとにやってるのかな・・?
「こんにちは」と言いながら、おそるおそる扉をあけてみると・・あらビックリ!目の前に広がったのは見通しのいい素敵な空間でした。王様が座るような立派なソファもある!想像していたのとは全然違いました。
昭和26年に建てられたというこの建物は元々診療所として使われていましたが、50年ほど放置されたままになっていたそう。そこが美しくリノベーションされ、2018年に“廃墟カフェ”として蘇りました。カウンターの上の<診察室><調剤室>という札に診療所の面影が残っています。
ツタの絡む窓や、革張りのソファがいい雰囲気を醸し出している店内。当時の物という白い薬品棚が素敵です。
珈琲を注文すると美しいトルコブルーの器に入って運ばれてきました。取っ手のない大きめの珈琲碗は、香りを堪能できる形にしたいと地元立杭焼き“雅峰窯”で特注した物だそう。使用されている珈琲豆は“スペシャルティコーヒーの雄”と呼ばれる焙煎家、 京嶋可己悠(きょうしまかみゆ)氏の手による物。器、豆、水、淹れ方など随所にこだわりを感じさせる逸品です。
“匠のチーズケーキ”は、これまたこだわりの湯煎焼きという方法でじっくりと時間をかけて作られています。まったり濃厚だけど後口がよく、美味しかった!
看板メニューの“幻の卵サンド”は気になってしょうがなかったけど、お腹がいっぱいで注文できませんでした・・。インスタから借用した“幻の卵サンド”の写真がこちら↓厚みが2センチ近くあるというフワフワの卵が美味しそう~!
こちらがオーナーの安田さん。「その昔、長年無医村だったこの地域の人々にとって“診療所” は心の拠りどころだったろうと思います」。建築会社を営む安田さんは歴史あるこの場所に新しい風を吹き込みたいと、床も抜け落ちているような廃墟をリノベーション。現在はマスターとしてRUINSの運営も手掛けておられます。
「当時のことを覚えている住民の方が、懐かしい!と言ってお店に来て下さったりするのが嬉しいですね~」と、柔和な笑顔で色々お話しして下さいました。
ゆったりとソファに腰を落とし建物の歴史とストーリーを感じながら一杯の珈琲を味わう。そんなひとときを楽しみにぜひ訪れてみて下さい!
廃墟カフェ・RUINS 詳細
住所:兵庫県三田市四ッ辻620-5
電話:080-3112-6205
開店時間:11~17時
定休日:木曜日
駐車場あり
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小原 由美
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