ラディッシュ企画編集室の原です。今年は日本列島の南から暖気が流れ込んだ影響で12月なのに各地で夏日の記録的暖かさとなり、寒暖の差が大きくなるため体調を崩す人が増えているそうです。寒暖差が激しくなると くしゃみや鼻水が出る「寒暖差アレルギー」のほか、倦怠感や肩こりなどの症状が出る「寒暖差疲労」に注意が必要なのだとか。今回はこの「寒暖差疲労」について調べてみました。
寒暖差疲労とは
今年は毎日の気温差がいつにもまして激しいですよね。例えば、大阪では12/4(火)は最高気温が24.5℃と夏のような気温でしたが、その週末には15℃も下がり、最高気温が10℃を下回りました。前日比で、また朝晩の比で-8℃や+6℃などの激しい気温差を寒暖差といい、寒暖差が激しいことにより出る身体症状を「寒暖差疲労」と言います。8℃以上の寒暖差があると、寒暖差疲労の症状が出ると言われています(5℃以上という説もあり)。
寒暖差疲労の症状
次の4つが寒暖差疲労の主な症状です。
- 手足が冷える
- なんとなく疲れやすい
- 肩こり・頭痛・腰痛
- ほてり
寒暖差疲労のメカニズム
急に気温が上がったり、下がったりすると、身体は血管を広げる、縮めるという血管のスイッチの切り替えを急激に行わなければならず、ストレスを感じます。特に、気温が急激に下がると⇒冷えが深刻化⇒血の巡りが悪くなるというのが、寒暖差疲労のメカニズムです。「血の巡りが悪くなる」という症状を放置すると下記のような症状が表れやすいそうです。
・冷え症
・自律神経失調症
・痛みをいつもより強く感じる
寒暖差疲労チェック
こんな人が寒暖差疲労になりやすい!以下の設問にいくつ当てはまるかチェックしてみよう!
☑ 身体の一部が冷たく感じることが多い
☑ 身体が冷えて眠れない
☑ お風呂はシャワーで済ませ、バスタブに入らない。
☑ 季節の変わり目に体調を崩しやすい。
☑ 顔がほてると、元にもどるまで時間がかかる。
☑ 筋肉が少ない。
以上のうち、3つ当てはまった人は「寒暖差疲労になりやすい人」と言えます。
ベースに冷えのある人、また自律神経が乱れると、免疫の低下へとつながるのだそうです。
寒暖差疲労の対策
1)温活のすすめ
- 身体を外から温める:38~40℃のお風呂にゆっくりつかる。炭酸入りの入浴剤を使うと、温まりやすく、冷めにくい
- 3つの首(手首・足首・首)を温める ※手先だけ温めてもダメ
2)ニート(NEAT)の習慣
NEATとは「非運動性活動熱発生」「非運動性熱産生」などとも訳され、日常生活の中でまめに身体を動かすことによってエネルギーの消費を高めることをいう。とりたててスポーツやエクササイズを行わなくてもエネルギーは消費できる、との視点から用いられる言葉。
例えば洗濯などの家事や、エレベータを使わずに歩くなど、日常の生活活動の習慣を工夫する。
3)食事の工夫:身体を冷やさず、温める
- 冷たい飲み物を避け、常温以上の温度のものを飲む。
- 生姜入りの飲み物⇒上半身を温める
- カカオ⇒下半身を温める 生姜入りのココアがおすすめ!
4)足指じゃんけん:足の指でグー・チョキ・パーをつくり、じゃんけんをする。
こんな感じ↓
・足の筋肉を使うので、2、3回で足が温まる。靴下で足を温めるより、足指を動かした方がよい
まとめ
なんだか疲れが取れない、身体がだるいなど不調が続いている方はもしかしたら寒暖差疲労かもしれません。一度病院で診察を受けてみられてはいかがでしょうか。
※記事&画像…「日常を彩る花日記」より引用
Radish STYLE編集部
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