ラディッシュ企画編集室の原です。毎年12月頃から流行が始まり、1~3月頃流行のピークを迎えるインフルエンザ。今年はワクチンの製造の遅れも影響して12月から患者数が増加し 2014年に並ぶ早さで大流行しています。わが家でも長男が高校受験も控えているので、いつも以上に厳重に注意はしていたものの、先日 次男がB型インフルエンザにかかってしまいました。2日間は40度を超える高熱でとてもしんどそうでした。こんなしんどい思いをさせないためにも、手洗いうがい、マスク以外にいい予防法はないかと調べてみると、緑茶を毎日積極的に飲む事がインフルエンザの予防に有効なのだとか。緑茶を好んで飲んでいる人に言わせると、「薬はいらない」というほど、緑茶はさまざまな効能があり、健康にいい効果が期待されています。今回はそんな緑茶の素晴らしい効能と効果を皆様にお伝えしたいと思います。
目次
- カテキンとポリフェノールの効能
- 殺菌の効能
- ビタミンCの効能
- タンニンの殺菌の効能
- 水出し緑茶の効果・効能
- 粉末緑茶のメリット・デメリット
- まとめ
カテキンとポリフェノールの効果
緑茶に含まれるカテキンとポリフェノールの作用によって発がん性物質を抑制する働きがあるといわれます。そのためがん予防に期待がよせられます。またカテキンは善玉コレステロールを増やし悪玉を抑制してくれる作用があります。また体の老化防止につながる抗酸化作用があるので成人病の予防や動脈硬化や脳卒中、高血圧の予防に期待されます。
体の老化防止の面では血管の老化防止にも作用するので、心臓の動脈を柔軟にして血管のつまりを防いでくれるので心臓病に効果的だといわれます。
最近注目されているカテキンですが、お茶のカテキンは胃の粘膜を保護する作用があり、胃を守り消化を助けてくれます。そのため胃もたれや二日酔いに効果があると言われます。
カテキンは脳の中枢神経にも作用します。脳細胞の活性化が見込まれるのでボケ防止の効果や記憶力や学習能力を向上させる効果があると言われます。
殺菌の効能
緑茶には殺菌の作用があります。主にカテキンが作用します。たとえば緑茶の殺菌作用は口の中の細菌の繁殖を抑えて口臭予防に効果的だと言われます。また風邪菌など有害な菌の増殖を抑える作用があり免疫力をアップさせウイルスを撃退してくれます。そのため風邪やインフルエンザなどの予防に効果があると言われます。
食中毒のニュースでよく目にする腸炎ビブリオ菌や毒素型ブドウ球菌やコレラ菌などにも殺菌作用が働きかけると言われています。そのため緑茶は食中毒の予防に効果があると言われます。
ビタミンCの効能
緑茶にはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCの作用は美肌作りに効果的なのと同時に、気分を安定させストレスを和らげてくれる働きがあります。そのためストレス解消に効果的でイライラした気分を鎮めてくれます。
タンニンの殺菌の効能
緑茶に含まれるタンニンの殺菌作用で虫歯予防に効果があると言われます。緑茶にはフッ素が含まれているので、その効能から歯を強くしタンニンの殺菌作用に加わり虫歯に対して抵抗力がつき虫歯になりにくい効果が期待されています。
水出し緑茶の効果・効能
緑茶の味わい方は急須に茶葉を入れてお湯をそそいで飲むだけではありません。暑い夏には水出しして冷たい緑茶も美味しくいただけます。水出しの緑茶も大変おいしいですが、水出しにした場合は温かい緑茶に溶け出すカテキンやカフェインがほとんど抽出されなくなってしまいます。しかし代わりに違う成分が抽出されまろやかな味とその成分の効果に期待されるのです。
水出し緑茶はカテキンではなくテアニンが豊富
水出しするとカフェインの量は激減して、カテキンはほとんど出なくなってしまいます。緑茶の特徴となる成分が出ないとなると美味しくないのではと心配されますが、水出し緑茶は渋味成分のカテキンの代わりに旨み成分であるテアニンが抽出されて緑茶の旨みを出します。渋み成分をほとんど含んでいない水出し緑茶は渋味が抑えられ、代わりに旨み成分のテアニンの抽出でまろやかな味わいになります。
水出し緑茶ならではの有効成分
緑茶はカテキンの作用が健康にいいと言われているのに、そのカテキンがほとんど抽出されないのでは効果が得られないのではないかと心配になりますが、水出し緑茶には水出し緑茶ならではの成分で健康に良い効能があるのです。水出し緑茶にはカテキンの代わりにエピガロカテキンが抽出されるのです。
このエピガロカテキンはお湯でいれる場合も抽出されているのですが、カテキンがエピガロカテキンを封じ込めてしまい、エピガロカテキンの効果が薄れてしまい温かいお茶では効果の発揮が見られません。水出しの場合はカテキンがほとんど溶けださないので邪魔されるものがないためエピガロカテキンの効果が得られるのです。
エピガロカテキンの効能と効果は、免疫細胞であるマクロファージへ活発に作用して免疫力アップに効果が期待されています。マクロファージとは免疫細胞を中心としたアメーバ状の細胞で体内に侵入した細菌やウイルス、ガン細胞を消化してしまう働きを担っている細胞です。そのためがんの予防や免疫力のアップへの効果につながると言われています。また水出し緑茶はカフェインが少ないので妊婦さんやお子様にも安心して飲んでもらえる利点があります。
粉末緑茶のメリット・デメリット
粉末の緑茶は急須を使わず便利に緑茶を楽しめます。粉末のものは茶葉を粉末にしただけで、茶葉を丸ごと体内に取り入れることができます。お湯に溶けださない緑茶の有効成分を摂取できるわけです。緑茶の効能と効果を十分体で実感できるのは粉末茶なのかもしれません。
粉末の緑茶は煎茶を粉末にしたもので、体によい効能がたくさんあるカテキンを100%体内に取り入れることができその効果に大いに期待できますが、普通の茶葉より劣化しやすいというデメリットもあります。保存方法や保存場所には十分ご注意ください。
まとめ
「ちょっとずつ頻繁に飲むのがうがいや手洗いよりも予防に良い」というお話もあり、普段の健康管理にもインフルエンザ予防にも役立つ一石二鳥の緑茶。他にも健康に良いとされる効果がまだまだあるので、皆さんも今日から是非とも緑茶を飲む機会を増やしてください。私もまずはペットボトルのお茶を持ち歩いて、ちょっとずつ頻繁に飲むことから始めてみようと思います。
※情報は[たべるこ]より引用
Radish STYLE編集部
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