こんにちは、ラディッシュ企画編集室です。
関西のグルメ情報誌【あまから手帖】をご存知ですか?食通の方に人気のこの雑誌は、Daigasグループ、MBSホールディングス出資の「㈱クリエテ関西」から出版されています。代表取締役社長、南左千夫さんにお話をお伺いしました。
あまから手帖って?
関西の飲食店にとって【あまから手帖】に掲載されることは一種のステータスになっていて、読者は「あまから手帖が太鼓判を押す店なら…」と安心して来店する。そんな影響力が備わっているのがこの情報誌です。
1985年の創刊以来、読者やシェフからの信頼を勝ち取ってきた理由は?
スタッフが素性を明かさず来店し味や接客などを吟味して掲載を決めるという編集方針を守り続けているから。「時間やコストがかかっても妥協せず確かな情報を載せるのが一番大切なコアコンセプトです」。2020年以降のコロナ禍で飲食店の休業や閉店が相次ぐ中、雑誌社として何ができるかをまず考えたという。困難な状況下でオープンした店舗もあれば、営業形態をテイクアウトに切り替えて頑張っていた店も多い。「外食スタイルが様変わりしたけれど、大変な時こそ店を盛り上げ支えられる媒体でありたい」。出版業界も苦しい状況だったが休刊しない事が飲食店への応援になると踏ん張った。
㈱クリエテ関西社長 南左千夫さん
2019年、大阪ガスからの出向でクリエテ関西の社長に就任した南さん。大阪ガスにいた頃はガス機器の販売、営業、リフォーム、コールセンターとマルチに活躍。【あまから手帖】は若い頃から愛読し、仕事のツールとして営業先に届けていたという。
プライベートの南さんは究極の趣味人でもある。休日は早朝5~6㎞ジョギングし、毎年ハーフマラソンを完走。大好きな釣りは和歌山沖や日本海に足を運び、時には見事な真鯛を釣り上げる。
大小さまざまなカワハギも!
子供の頃から模型作りにハマり完成品の一部が大阪ガスのショールーム(ハグミュージアム)に飾られているという。
帆船模型はじっくり時間をかけて製作する。今は義父の喜寿のお祝いにイギリスの私掠船「ゴールデンハインド」を作っている。
とりわけ感性を発揮するのが料理で、燻製作りは燻製器から自作するという徹底ぶり。材料は木材、段ボール、一斗缶、出前のおかもち、天ぷらガード…。「燻製器は全部で6種類ありベーコン、牡蠣、ササミなど食材やその大きさによって使い分けています」。最近のお気に入りはポテロングとジャガリコ、そして半熟卵の燻製だとか。
家族の誕生日にはダッチオーブンで鶏の丸焼きを焼く。「こだわり過ぎ!と言われても美味しい顔を見るのが幸せです」。
食への興味と探求心が尽きる事のない彼にとってクリエテ関西への就任はまさに運命的とも言える。若い頃からこのグルメ雑誌を熟読していたという南さんは、刷りたての本を真っ先に手に取りワクワクしながらページをめくる。【あまから手帖】の一番の愛読者は彼なのかもしれない。
あまから手帖Online
【あまから手帖】をまだ知らない世代に知ってもらおうと、2022年10月からWeb版【あまから手帖Online】の配信を開始。雑誌に掲載していない裏話などを加筆し、関西の食のコンテンツを日々配信している。
【あまから手帖Online】はコチラ
神戸100選 最旬版
今回、3年ぶりの発行となる【あまから手帖】の別冊「神戸 阪神間兵庫 100選 最旬版」は、気軽に行けるお店からハレの日に訪れたいレストランまで幅広く紹介されている。
2022年10月31日発刊
【終了しました】編集室から読者のみなさまにプレゼント!
関西のグルメ情報誌「あまから手帖」最新号を抽選で毎月10名様にプレゼント致します。
臨場感を切り取ったリポートやシズル感溢れる写真は感動的!
最新号プレゼントの応募方法
締め切りは毎月23日。当選発表は本の発送をもって代えさせていただきます。抽選結果のお問い合わせにはお答えできませんのでご了承ください。
※応募にあたってご記入いただいた個人情報は、弊社で厳重に管理いたします。
田嶋 直子
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