こんにちは、ラディッシュ企画編集室です。
(株)トムコ西鈴蘭台店のラディッシュギャラリーでは、毎月様々な作品展を開催していました。しかし今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため年内の開催を見合わせています。ぽっかりと空いた空間が寂しかったのでギャラリー休止の間、野口毅さんの絵をお借りして飾っています。私たちに元気と明日へのパワーを分けてくれた素晴らしいアーティストをご紹介します。
明るい陽射しが差し込むアトリエで絵画制作に没頭する野口毅さん。抜群の色彩感覚で描く抽象画は日本、フランス、クロアチア、オーストラリアなど数々の美術展で入選し、国内外で高い評価を受けています。「自閉症」と呼ばれる人達の中には芸術などの分野で優れた才能を発揮する人がいると聞きますが、毅さんはまさにその一人。色や形に特別な興味を抱く子どもだったという彼は8歳から通い始めた絵画教室で恩師の儀間志郎(ぎましろう)氏に出会い、色を塗り重ねることの面白さに目覚めました。
青、ピンクその上に紫、赤…。脳裏に次々と浮かび上がってくるきらめきや感動を鮮やかな色彩に変えてキャンバスの上で表現する毅さん。
彼の作品のモチーフになるのは旅先で出合った風景や人とのふれあい、そして身近にある花。心の赴くまま色と遊ぶ中で生まれるその絵は、国境を越え多くの人の心を捉えます。個展会場ではひとつの絵の前に佇んでジッと見入る人の姿がよく見られるのだそう。「上手にきれいに、形にこだわった絵は世の中にいっぱい溢れているが毅には関係ない。世間にこびない所が彼の絵の魅力」と儀間氏。ご両親は自閉症を障害ではなく個性と思い見守ってきたそうです。「この子の人生どんな風になっていくか予想もつかないから楽しみ」母、宗代子さんのひまわりのような笑顔は、毅さんの画風と同じくパワフルで温かい。天賦の才はこの環境のもとでこそ開花したのでしょう。
毎年、ギャラリーミウラ(神戸・北野坂通)で作品展を開催。写真は、今年3月の会場風景です。作品展では作品、画集、ポストカードも発売。
Radish STYLE編集部
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