夏のある1日、涼やかな塩沢紬に白い更紗模様の帯を粋に着こなす伏見佳奈さん。「和装は色や柄の組み合わせでも楽しめます」。自宅で着付け教室‘‘着物ふわり‘‘を主宰する伏見さんは着物ライフを謳歌し、気負わず楽しく着物を着る為の情報を発信する。
節目節目の晴れ着、夏祭りの浴衣・・・幼い頃から着物が好きで子供ながら簡単な着付けが出来たという。大学時代を京都で過ごした伏見さんは舞妓体験スタジオで着付けのバイトを経験。
その後は日本古来の宮廷装束「衣紋(えもん)道」も習得した。
着物文化の奥は深く「しきたりを重んじる古都で着付けの専門家に学べたことはラッキーでした」。技術に加え、所作や礼儀作法も身に付けた。衣紋道は手さばきを忘れないよう今も定期的に通っているそう。
「祖母の世代みたいに洋服のような感覚で着物を着こなせたら」と書籍やネットで研究を重ね、独特の手法を確立した伏見さん。「痛い、苦しい、堅苦しい」と着物人口が減退していく時代に、補正せずにゆったりとしかも美しく装える彼女流の着付けは「着ているうちに帯が馴染んでとても楽」と評判だ。
普段の彼女は帯締め代わりにベルトを使ったりして新感覚なスタイルにも挑戦。「品良く、バランス良くね」。古い伝統を守りつつ、新しい風も受け入れる柔軟な姿勢。それが伏見さんの持ち味だ。「着物文化に少しでも貢献したい。和服姿の大和撫子が町に溢れる日を夢見て頑張ります」。ふわりと柔らかな雰囲気の中に芯の強さが垣間見られた。
着付けと一緒にヘアセットもしてくれます。
七五三、成人式、卒業式などの着付けのご相談はお気軽に!
教室や着付けなど詳しくはアメブロきものふわりまで
Radish STYLE編集部
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