レジンアクセサリーを中心に創作活動をしている多田みのりさん(神戸市北区在住)。幼い頃から花屋さんになりたかったというほど花が大好きで「毎日お花を身につけていたい」と本物の花を透明のレジンに詰め込んだアクセサリーを自宅で制作している。
屋号の「リフィオーラ」はイタリア語で花を表す「フィオーレ」に再生の意味を込めた多田さんオリジナルの造語。アクセサリーに生まれ変わらせることで限りある花の美しさを半永久的に保存できる。身につけた方が「ちょっと心をくすぐられる」そんな作品作りを心がけているという。
アクセサリー作りを始めたきっかけはSNSで見つけたレジンのかんざし。透明感のあるつややかな美しさに心惹かれ早速、道具や材料を購入し独学で勉強を始めた。合成樹脂であるレジンは、液によって透明度や硬化速度など特徴が違うのであらゆるメーカーの商品で試行錯誤しながら何度も試作を重ねた。独学は決して近道ではないけれど、まずは自分で考えチャレンジしてみる。分からないことは本やインターネットで調べ、手に負えないときは講習会などに参加した。どんな些細なこともトコトン調べて知識を吸収してきたからこそ納得できる今のカタチにたどり着いた。
「ただ既成のものを組み合わせるのではなくパーツから自分で作りたい」。ナチュラルなテイストにこだわり、ガラス・水晶・淡水パール・シフォン…天然素材をレジンに組み合わせるのが彼女らしさ。「プラスチック製のパーツはなるべく使わないようにしています」。
イヤリング、ペンダント、髪飾り…作品を作っては Instagramに投稿。自分のために作っていたアクセサリーが家中に溢れ出した頃、「ハンドメイドイベントに出展してみないか」と友人に誘われ参加した。
大人フェミニンな雰囲気が漂う彼女のアクセサリーは「女性をより女性らしく魅せてくれる」と評判になり委託販売している美容室での売れ行きも上々だという。
SNSをチェックしては流行をキャッチし、そこに自分の“好き”を注入する。「作品は気持ちに反映するから心に迷いがあるとお客さまにも見抜かれてしまうんですよ」。トレンドを追うのではなくまず自分自身がワクワクすることが大切なんだとか。「どんな人が自分の作品を手に取ってくれるのかを想像しながら作るのがなにより楽しいです」。
好奇心旺盛な多田さんの挑戦はとどまることがなくビーズアクセサリー、アゲートスライス風アクセサリー、キャンドル…手掛ける作品の幅がどんどん広がっている。「いろんな技術をマスターして新しいことにチャレンジしていきたい!」。
販売会で人気のキラキラビーズのアクセサリー♪
アゲートスライス風アクセサリーはレジンを使用し天然石の幻想的な模様を作り出す。軽くて付け心地もGood!!
今ハマっているのがキャンドル作り。火を扱うので独学ではなく講習を受けて基本から学んでいる。
彼女のすべての作品から、ただ美しさを追い求めるだけでなくモノの本質を大切にする気持ちが強く伝わってくる。「寂びて朽ちてゆく自然さえも愛しい」という言葉が印象的。「素材や色選びにこだわって制作しています。質感の違いを楽しんでいただけたら嬉しいです。どんどん新しい風を取り入れてお客様に喜んでもらいたい」。勉強熱心な彼女だが、子どもが学校から帰って来たらママスイッチON!家族の前では決して仕事はしないという。「家族と過ごす時間をなによりも大切にしています」。だからこそ創作モードに切り替わった時には惜しみない努力と情熱を作品に注ぎ込む。彼女の果てない挑戦は私達にこれからどんなトキメキを届けてくれるのか楽しみだ。
【Refiora リフィオーラ】
多田みのりさんの Instagramはコチラ!
作品は神戸市内で開催されるイベント会場にて購入できます。詳しくはInstagramをご覧ください。
美容室「HAIR sou・sou」(兵庫県神戸市北区花山台2-38 )にて4月末まで委託販売中!(不定期開催)
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田嶋 直子
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