金太郎飴のようにどこを切っても同じ柄。「デコ巻き寿司」「デコもち」「くむクッキー」認定講師の中西志穂子さんは、「ほっとろーる」を主宰し神戸市の自宅を拠点に各地で講座を開催している。
あまり料理が得意ではなかったという中西さん。子ども達のお弁当作りに悩んでいた時、出合ったのがデコ巻きずしだった。
子どもが小さかったので講師の先生に自宅に来てもらい資格を取得。彩り豊かな「デコ巻きずし」を食卓に並べると家族や友人から歓声が上がり、お弁当に入れるとお友達が覗きに来ると子どもが喜んでくれたという。
「人を笑顔にする『デコ巻きずし』の魅力をもっと多くの人たちに伝えていきたいと思うようになりました」。
教室では、“楽しさ、美味しさ、感動をお届け!食べるアート デコ巻きずし”をテーマに日本の古典柄からキャラクターものまで幅広く教えてもらえる。「一見難しく見えますがレシピを見れば誰でも簡単にできるんですよ」。
最近は、オリジナルの図柄を考えることも。どこを切っても同じ柄になるように構図を考えながらアイデアをどんどん方眼ノートに書き出してみる。何度も試作品を作ってはイメージに近づけていくという。
そして、これからは中西さんが大好きだという「ノンタン」など絵本の世界も表現していきたいと嬉しそうに語ってくれた。
自宅やレンタルスペース、公民館で定期的に講習会を開催するほか、幼稚園の母の会など依頼があれば出張講習会も行っている。時にはリハビリの一貫に使えると理学療法士の方が勉強に来たり、おばあちゃんがお孫さんのために通ったり…。大人から子どもまでどの年代でも楽しめると評判だ。
夏休みには子ども向けのレッスンも開催。「アンパンマン」や「ドラえもん」のほか、最近は「鬼滅の刃」の炭治郎の市松模様が大人気。
「完成したデコ巻きずしを見つめる表情はどの子も誇らしげ。『できた!』という自信に繋がるんですね。たとえ嫌いな具が入っていても自分が作ったものなら食べようとするんですよ」。子どもたちの姿に感動しながら、デコ巻きずしを食育として活用していきたいと強く思うのだそう。
「デコもち」&「くむクッキー」
だんご粉と砂糖だけで作る「デコもち」や、クッキー生地を組み上げてカットすると断面が絵柄になる「くむクッキー」の講習会も行っている。
お弁当やお吸い物に入れると華やかになる「デコもち」は、冷凍保存もできると人気。
「くむクッキー」も長く保存ができるので、親しい人へのプレゼントにと講習会に参加する方も多い。こんな可愛い「デコもち」や「くむクッキー」がお皿に添えられていると楽しくなりますね♪
ほっとろーる
主宰する「ほっとろーる」の名前には、“自分自身が常に温かい気持ちでいること” “みんなにとってホッとできる場所でありたい” “地域を巻き込んで(ロール)活動したい”との願いを込めている。
「私自身、お弁当作りに苦労したのでキャラ弁などお弁当作りが苦手なお母さんの力になってお手伝いしたいです。それにデコ巻きずしを作ると料理上手だと思ってもらえるんですよ(笑)」。ゆったりとした語り口調と優しいまなざしの中西さんは周囲の人に安心感を与えてくれる。
巻き簾を持ったことのない人もぜひチャレンジしてみては?
講習会
デコ巻きずし2000円~ デコもち2000円~ くむクッキー2500円(1柄)
★材料、道具は全て中西さんが用意してくれます。
★準備から片付けまで約2時間。出張の場合は交通費をいただく場合があります。
★お子様向けのレッスンは小学2年生以下は保護者同伴、3年生以上はお一人で参加できます。
詳しくはコチラ!
田嶋 直子
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