こんにちは、ラディッシュ企画編集室です。毎日の生活に欠かせないガス給湯器。リモコンパネルの電源をつけっぱなしにしていると「お湯を使っていなくても光熱費がかかっている?」「危険なことはない?」ふと疑問に思うことを調べてみました。
Q:給湯器の電源をつけっぱなしにしているとガス代はかかるの?
利用する度につけたり電源を消したりするのがいいのか、ずっと「入」の状態にしておいた方がいいのか・・・。「入」にしていると常に給湯器が動いて料金がかかってしまうのでは?
A:給湯器の電源をつけっぱなしにしていてもガス代はかかりません!
ガス代がかかるのは給湯や温水式床暖房・追い焚きをして給湯器が作動した時です。ガス給湯器が水流を感知すると燃焼がはじまり、そこで初めてガスを消費する仕組みになっています。
ただし、待機電力が発生するので電気代はかかります。節電するなら電源をこまめに切るようにしましょう。
Q:給湯器の電源をつけっぱなしにすると危険? 劣化が早まる?
A:電源のつけっぱなしで故障や劣化が早まることは、ほぼありません。危険もありません。
“お湯を出す”“湯はり”“床暖房”“ガス浴室乾燥機”などのスイッチが入るまでは給湯器は作動しません。電源を付けたままにしていても、故障や劣化の原因にはなりません。
Q:給湯器の電源をつけっぱなしにしていれば、お湯になるのが早い?
A:水からお湯になる早さは変わりません
給湯器が常に燃焼して水を温めたり、お湯を保温しているわけではないので、レバーを回してすぐにお湯が出てくることはありません。
Q:給湯器の電源をつけっぱなしにしていると冬の凍結防止になる?
A:電源をつけっぱなしにしていても給湯器の“配管”は凍結します
ガス給湯器には凍結防止機能(凍結予防ヒーターや凍結防止運転機能)が搭載されているので、給湯器内部は凍結しにくくなっています。ただし屋外に露出されている配管が凍結する恐れがあります。
給湯器の電源を切っていても外気温が0℃~5℃以下(メーカーによって作動する温度は異なります)になると凍結防止機能は作動します。コンセントを抜くと、この機能が作動しなくなるので、給湯器のコンセントは必ず挿したままにしておきましょう。※一般的にコンセントは配管カバーの中や外壁にあります。
まとめ
一般的に給湯器メーカーが安全上支障がなく使用することが出来る期間として設定している標準的な期間は10年です。この期間を超えると標準的な使用をしていてもトラブルが発生することも。お湯が出ない、温度が不安定、異臭がするなど、給湯器のトラブルが起きたときは、自分で対処せずプロに相談しましょう。

田嶋 直子

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