くすのき(楠/樟)~樟脳として使われた爽やかな香り~【植物画】

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四季折々に咲く草花を描き、コメントを添える「のはらからのたより」~心あたたまるメッセージをあなたに!

くすのき(楠/樟) Cinnamomum camphora

(別名:クス/ナンジャモンジャ)クスノキ科ニッケイ属 常緑高木 花期:5~6月

《文中より抜粋》

8月もきょうで終わり。暑い日々。のろのろ台風が近づいている。さぎ谷公園近くの信号に赤白の高圧線鉄塔あり。その足もとのへいから くすのきの青い実があふれている。きれい…と見とれていると信号待ちの車の窓から少女がケイタイでしきりに何かを写している。エ~なあにと後ろをふり向くと くもり空に巨大な虹。久しぶりに見る虹。しかもすごく大きい。消えないうちに近くの友人2~3人にTEL。夕方6時のにじ。夏の終わりのショーでした。

花は5~6月。くすのきの仲間の木は多い。葉を光に向けるとふちどりがすけて見える。長い柄2.5㎝位。風にざわめく音をたてる。左右に2本の葉脈は目立ち、小さいコブが2つあるのがクスノキの特徴。小さい2つのコブは裏から見るとへこんだ穴で時には虫がすむ。

葉を切ると良い香り。かつて樟脳の材料になる。街路樹として用いられたり公園に植えられる。古くから親しまれ名木、巨木、老木が多い。

緑の果実には白い点がある。はじめて知る。後に黒熟。アオスジアゲハの幼虫の食草です。

さぎ谷公園近く信号鉄塔の下。

《ラディッシュ企画編集室より》
独特な芳香を放つことから「臭し(くすし)」が語源に。防虫剤や鎮痛剤などさまざまな効能を持つクスノキは古の時代から私たちの生活を助けてくれていたんですね!

作者 浜口のぞみさん 神戸市在住

「草花の名前の由来や特質、花や実を食べる鳥や虫のこと…。環境や自然、歴史など、絵を描きながら連鎖的に様々な分野のことがわかってくるところが面白いです」。『のはらからのたより』と題する手描きの植物画は2000年から20年間(株)トムコが発行する情報紙に連載されました。

《浜口さんの植物観察写真》2021年夏  神戸市北区にて撮影

上左:ヒメジョオンと蜂 上右:ダンチク
下左:ネズミモチ 下右:ウツボグサ

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Radish STYLE編集部

「リビングパートナー」の名前で、地域の主婦の目線で情報発信。地域の主婦ならではの視点と絆で「人」「モノ」「お店」などをご紹介しています。 運営は大阪ガスサービスショップの株式会社トムコによるものです。
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