四季折々に咲く草花を描き、コメントを添える「のはらからのたより」~心あたたまるメッセージをあなたに!
おおずみ《大酸実》Malus Tschonoskii
別名:おおうらじろのき(大裏白の木)バラ科リンゴ属 落葉高木
丹生山系、冬の山を歩くと時々この果実が落ちている。何かうれしくなって拾ってしまう。りんごの元祖のようでかじってみる。すっぱい。食べられるとあるが。
幹はとげ状の小枝がある。いつか、もずがカエルをさしていた。
高い枝先の花にはなかなかお目にかかれない。
果実…土に埋まっているところは赤くなる。梨のように表面に点々がある。実をいくつか割ってみたが、種はどれもひとつだった。
黒甲越(くろこうごえ)東道でも見る。鳴川への道にてスケッチ。
なかなかお目にかかれないと言われると花を見てみたくなりますね。小枝に刺さったカエルって…想像しただけでゾクッ!
作者 浜口のぞみさん 神戸市在住
「草花の名前の由来や特質、花や実を食べる鳥や虫のこと…。環境や自然、歴史など、絵を描きながら連鎖的に様々な分野のことがわかってくるところが面白いです」
『のはらからのたより』は2000年から20年間、(株)トムコが発行する情報紙に連載されました。
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