こんにちは、ラディッシュ企画編集室クニマツです。昨年末、たまたまJR伊丹駅構内を歩いていた時に耳にした美しい音色。カリヨンによるコンサートを開催していたんです。まるでヨーロッパの教会のような鐘の響きに、しばし足を止めて聴き入ってしまいました。※ブログの最後にトムコからのお知らせがあります。
フランドルの鐘
教会の塔や鐘楼に設置された複数の鐘を奏者が鍵盤とペダルで演奏するカリヨンという楽器。ベルギーやフランス北部のカリヨンは世界遺産にも指定されています。
1990年、伊丹市の国際姉妹都市であるベルギー王国ハッセルト市より、平和と友好の象徴として寄贈されたのが「フランドルの鐘」。JR伊丹駅西側に記念塔を建設し、その最上部に大小43個の鐘が設置されました。鐘の下に演奏室があります。
伊丹市のカリヨンは「世界カリヨン連盟(WCF)」に登録されています。毎年8月15日(終戦記念日)の「平和の鐘カリヨンコンサート」を始め、各種演奏会を実施して美しい音色を楽しませてくれます。
カリヨンの演奏風景
バトン(木の棒)と足元のペダルを操作して音を奏でます。手をグーにしてバトンをたたく感じですって。あの美しい音がこんな風に演奏されていたとは・・・。カリヨンという楽器を演奏するには資格が必要なのだそう。ベルギーやオランダ、アメリカなどで演奏者育成の教育プログラムを受講し、合格した人に与えられるもの。大空に音を轟かせる巨大な楽器を操る奏者ってすごいですね。
冬のカリヨンコンサート
私が運よく遭遇した「冬のカリヨンコンサート」は、韓国のカリヨン奏者による連弾で、とっても素敵な演奏会でした。
クラシックや映画音楽、アニメ、クリスマスキャロル・・・13曲を45分間に渡って演奏。普段はコンパクトなプレーヤーなどで聴く音が、カリヨンになると実にダイナミック!連弾ということもあって重なり合う美しい鐘が大空に、街中に響き渡り、なんとも言えな感動的な音色でした。
めったに聴くことができないカリヨンコンサート。「平和の鐘カリヨンコンサート」「秋のカリヨン演奏」「冬のカリヨンコンサート」・・・2025年のコンサート日程は伊丹市のホームページで確認できます。
まとめ
「フランドルの鐘」の横には有岡城の石垣があって、酒蔵通りの石畳へと続いています。日本的な佇まいの伊丹の町に響くカリヨンの音色。和洋な取り合わせですが、これもありだなあ・・・と思いました。
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国松恭子

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