【おでかけ/京都】建仁寺~京都最古の禅寺は見どころ満載~

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こんにちは、ラディッシュ企画編集室です。先日、京情緒あふれる祇園に佇む建仁寺に行ってきました。魅力的なお寺だったのでご紹介します。

建仁寺は、臨済宗建仁寺派の大本山で京都最古の禅寺です。開山は「禅」と「お茶」を日本に広めた栄西禅師。1202年、鎌倉時代に創建し800年経った今も禅の道場として人々の心の拠り所となっているお寺です。庭園、茶室「東陽坊」などが常時公開されています。

方丈は法堂北にある文明19年(1487年)に建てられた重要文化財建造物。白砂を敷きつめた枯山水庭園など普段見ることのない古の文化に触れることができます。

建仁寺を象徴する作品が俵屋宗達の最高傑作と伝わる「風神雷神図屏風」。昔、教科書や風邪薬のCMで見たことがありますよね。
この屏風の横には書道家・金澤翔子さんの「風神雷神」の書が並んでいます。絵がそのまま書になったような迫力ある作品です。
方丈前には、白砂と緑苔、巨石を配した枯山水「大雄苑」(だいおうえん)が広がり、広縁に腰掛けじっくり眺めると心が落ち着いてきます。法堂(はっとう)へと続く廊下や花頭窓(かとうまど)越しに庭を眺めると、また違った風情を感じます。
中庭「潮音庭(ちょうおんてい)」は紅葉や苔、石組みの美しい調和を楽しめます。紅葉が色付く秋には最も美しい景色を見ることができます。
法堂の天井に描かれた108畳分の天井画「双龍図」は圧巻!薄暗い法堂の中で、今にも龍が舞い降りてきそうなほどの迫力が!創建800年を記念して平成14年(2002)、日本画家の小泉淳作さんによって2年がかりで描かれたそうです。

この日のお目当ては建仁寺ライトアップイベント。うす暗くなった「大雄苑」に心地よいニューロミュージックが流れ、ブルーやグリーンなど彩りを変えるライトに庭が照らしだされ幻想的な雰囲気を醸し出していました。

枯山水にスモークマシンが設置され庭園を埋め尽くすスモークはまるで雲海のよう。その中に龍が身をくねらせているように見えました。

しかもこの日は突然の雷雨!雨と雷がまるで演出の一部のようにライティングと調和しさらに神秘さを増していました。

音楽の調べが心地よく「この場所にいつまでも座っていたい」と思えるような癒しの空間。心が穏やかになり縁側に座り時間を忘れて雲海を眺めていました。観光客も多く縁側はたくさんの人で埋め尽くされていましたが、厳粛な空気に皆さん静かに鑑賞されていました。

そしてもう一つの目玉が、法堂天井画「双龍図」のデジタルプロジェクションアート。

脇田玲氏により迫力ある演出が施され、和太鼓や雨、落雷の激しい音楽に乗って龍が壁面をつたいまるで天へとうねりながら登っているかのよう。描かれている龍に命が吹き込まれたかのような錯覚になりました。

これらのイベントは期間限定だったので今は見られませんが、建仁寺は美しい庭や秀逸な日本絵画など見どころ満載ですのでぜひ行ってみて下さい♪

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田嶋 直子

トムコ西鈴蘭台店・ラディッシュ企画編集室でイベントの開催、ラディッシュ新聞の発行をさせていただいています。今一番熱中しているのは、吹奏楽部でトロンボーンを演奏する娘とサッカーやスポーツで頑張る息子の応援。そして愛犬「ミク」のアレルギーの克服に奮闘中です。
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