こんにちは、ラディッシュ企画編集室です。先日、京情緒あふれる祇園に佇む建仁寺に行ってきました。魅力的なお寺だったのでご紹介します。
建仁寺は、臨済宗建仁寺派の大本山で京都最古の禅寺です。開山は「禅」と「お茶」を日本に広めた栄西禅師。1202年、鎌倉時代に創建し800年経った今も禅の道場として人々の心の拠り所となっているお寺です。庭園、茶室「東陽坊」などが常時公開されています。
方丈は法堂北にある文明19年(1487年)に建てられた重要文化財建造物。白砂を敷きつめた枯山水庭園など普段見ることのない古の文化に触れることができます。
この日のお目当ては建仁寺ライトアップイベント。うす暗くなった「大雄苑」に心地よいニューロミュージックが流れ、ブルーやグリーンなど彩りを変えるライトに庭が照らしだされ幻想的な雰囲気を醸し出していました。
枯山水にスモークマシンが設置され庭園を埋め尽くすスモークはまるで雲海のよう。その中に龍が身をくねらせているように見えました。
しかもこの日は突然の雷雨!雨と雷がまるで演出の一部のようにライティングと調和しさらに神秘さを増していました。
音楽の調べが心地よく「この場所にいつまでも座っていたい」と思えるような癒しの空間。心が穏やかになり縁側に座り時間を忘れて雲海を眺めていました。観光客も多く縁側はたくさんの人で埋め尽くされていましたが、厳粛な空気に皆さん静かに鑑賞されていました。
そしてもう一つの目玉が、法堂天井画「双龍図」のデジタルプロジェクションアート。
脇田玲氏により迫力ある演出が施され、和太鼓や雨、落雷の激しい音楽に乗って龍が壁面をつたいまるで天へとうねりながら登っているかのよう。描かれている龍に命が吹き込まれたかのような錯覚になりました。
これらのイベントは期間限定だったので今は見られませんが、建仁寺は美しい庭や秀逸な日本絵画など見どころ満載ですのでぜひ行ってみて下さい♪
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田嶋 直子
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