【植物画】ジュウニヒトエ~花穂の重なりが十二単のよう~

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四季折々に咲く草花を描き、コメントを添える「のはらからのたより」~心あたたまるメッセージをあなたに!

ジュウニヒトエ(十二単) Ajuga nipponensis

シソ科キランソウ属 寒性常緑多年草 花期:4月~5月

《文中より抜粋》
花が幾重にも重なる様子を昔の女官の衣装に見立てる。葉は対生する。下へ行くほど大きい。花は花穂の下から咲いていく。多年草。高さ10~20㎝。庭によく植えられている。濃い紫色のものはヨーロッパ原産でセイヨウジュウニヒトエまたはツルジュウニヒトエ。特に地表に走出枝(ランナー)を出してふえる性質は異なる点である。葉の色も濃い。ジュウニヒトエはランナーを出さない。淡路島のまた島で数年前溢れるほどあった。

この花はRさん宅の庭のものを頂く。母の介護のため千里通い。その合間にまだまだ洗面器の中で咲き続けるのをスケッチする。その10日後に母は召天した。

《ラディッシュ企画編集室より》
花言葉は「強い結びつき」。凛としたまっすぐな茎に幾重にも花を重ねる姿は、まるで十二単のような華やかさを感じますね。

作者 浜口のぞみさん 神戸市在住

「草花の名前の由来や特質、花や実を食べる鳥や虫のこと…。環境や自然、歴史など、絵を描きながら連鎖的に様々な分野のことがわかってくるところが面白いです」。『のはらからのたより』と題する手描きの植物画は2000年から20年間(株)トムコが発行する情報紙に連載されました。

《浜口さんの植物観察写真》2024年4月神戸市北区にて撮影

(写真上)左からキスゲ、ネモフィラ、オオツルボ
(写真下)左からカナメモチ、ベニバナツメクサ、シラン

今回の絵は日本原産の「ジュウニヒトエ」でしたが、文中にあるヨーロッパ原産の「セイヨウジュウニヒトエ」はこちらです。

ラディッシュ講習

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田嶋 直子

トムコ西鈴蘭台店・ラディッシュ企画編集室でイベントの開催、ラディッシュ新聞の発行をさせていただいています。今一番熱中しているのは、吹奏楽部でトロンボーンを演奏する娘とサッカーやスポーツで頑張る息子の応援。そして愛犬「ミク」のアレルギーの克服に奮闘中です。
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