こんにちは!ラディッシュ企画編集室のオハラです。当編集室がある鈴蘭台は坂のまち。道の途中に休憩用のベンチが置かれている坂や、手すりにつかまらないと上り下りが怖いような急坂もあったりします。今、そんな“坂のまち”を、ゆったりと歩きながら「えほん」の世界に触れてみよう!という面白いイベントが開かれています。
坂のまちを巡ろう!お店でえほん展って?
『わたしのまちことばの会』主催。昨年同様、鈴蘭台界隈にあるお店の代表者に思い出の絵本をピックアップしてもらい各店に飾ってもらうという企画です(9月22日~10月31日まで)。協賛店はカフェ、パン屋さん、床屋さん、そしてJA、イオン、ダイエー・・など全部で28店舗。
各協賛店と鈴蘭台駅にマップが置いてあるので、多くの皆さんにそれを見ながら鈴蘭台の坂とお店巡りを楽しんで欲しいそうです。街がひとつのテーマに沿って緩やかに繋がるって、なんだか素敵ですね~。
弊社も参加しています!謝恩セールなどのお知らせに混ざって、えほん展のポスターが貼ってあるのが見えますか?
マップには “思い出の絵本とその本にまつわるエピソード” が載っています。どんなお店がどんな絵本を推しているのでしょう?少しご紹介しますね。
(株)トムコ西鈴蘭台店 『アネモネせんそう 作/上村良太 BL出版』
作者は神戸在住の美術家 上村良太さん。編集者、印刷所、出版社に至るまで、全て神戸の方達が関わって誕生した絵本だと聞いて購入しました。
・・みんなそれはおかしいと思っていた。でも声に出さずにいた。すると、いつのまにか戦争が始まっていた・・。自分は黙ったままの人になるのか、声をあげられる人になるのか。読むたびに自分と向き合わされる、そんな絵本です。
本はトムコ店内のカウンターに置いてありますので、ぜひ読みにいらして下さい。数分あれば読めちゃうのが、絵本のいいところ!どうぞ気軽にお店に入って来て下さいね。
Coffee Shop LEGATO 『旅の絵本 作/ 安野光雅 福音館書店』
大人になって初めて自分の為に買った本。この絵本を手にした人が、それぞれのイメージを、それぞれのストーリーを広げていく。そのように思える本です。
日々カフェ 『おおきなおおきなおいも 作/市村久子 絵/赤羽末吉 福音館書店』(写真は昨年の様子)
何ページにも続くおいもや子ども達の自由な動きに釘付けです。
神戸市立北図書館では「えほん展」の応援展示が行われていて、紹介された絵本を一部借りられるようになっています(写真は昨年の様子)。
まち巡りの楽しみ
マップには “鈴蘭台周辺の好きな場所とその理由” なども書かれているので、それぞれのオススメの場所を巡ってみるのもいいかも。細い坂と階段だらけのまちをヒーハーヒーハー歩くのも、また楽し!ですよ。
まとめ
“思い出のえほん”というテーマで、まちがひとつに繋がる試み。協賛店舗も、マップを見て巡る参加者も地元愛が深くなるような気がします。「あなたの好きな鈴蘭台の場所を教えて下さい」という質問に、私が答えた場所は『西鈴蘭台王将近くの線路に架かる橋』。小さい子どもさんや、散歩で通りがかった方、連れているワンちゃんも・・みんなが橋の上から電車を眺めているのが微笑ましくて好きです。
【終了しました】10月の定例講習
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小原 由美
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