こんにちは、ラディッシュ企画編集室です。珍しいエスニック料理が食べられる食堂があると聞き、HAT神戸の「JICA(ジャイカ)関西」に行ってきました。立派なオフィスビルなのでフラッと入っていいものかとためらいましたが、一般の人も利用できるんです。興味深い展示などもあり面白かったのでご紹介しますね。※ブログの最後にトムコの “ラディッシュ講習 7月のスケジュール” を掲載しています。
JICA関西って?
JICAは、外務省所轄の国際協力機構のことで発展途上国への技術協力や資金協力などを業務としている独立行政法人です。青年海外協力隊の派遣もJICAが行っています。JICA関西は、食堂や広報展示室、資料室などがあり誰でも気軽に訪れることができます。
JICA関西食堂
ランチをいただくために、まずはJICA関西食堂へ行ってみました。月替わりで東南アジアや中南米などいろんな国の料理が食べられます。日替わり定食やハラル(イスラム法上で食べてもいい食べ物)に配慮した食事もありますよ。店内は広々として窓からの採光がとても気持ちがいいです。完全禁煙でベビーチェアも置いてあるのでお子様連れでも安心!この日はトルコ料理。昨年の人気投票で一位になった料理だと聞き興味津々、注文してみました。メイン料理の肉団子は、あっさりとしたトマトベース。付け合わせにいんげん豆の油煮が添えられていました。ニンジンスープは思いのほかスパイシー。マカロニサラダはヨーグルトの酸味がきいていてヘルシーです。卓上にはメニューの詳しい説明も書いてありました。「イズミール・キョフテス」「ヨーゥルト・マカルナ」…名前を見ただけではどんなお料理かわかりませんね。トルコ共和国の説明もありました。お天気が良かったのでテラス席でいただくことにしました。街中とは思えない豊かなグリーンと海からの爽やかな風を感じながらまるでリゾート気分に♪エスニック料理と聞いて辛いのが苦手な私は少し警戒しながら食べましたが、日本人向けにアレンジされているだけあってとても美味しくいただきました。しかもドリンクが付いて740円なんてとってもお得!そしてちょっとした旅行気分が味わえました。エスニック料理は人気なので早めに行くのがおすすめです。
広報展示室
JICA関西の広報展示室では、国際協力の情報を発信したり世界各国の民芸品を展示したりしています。民族衣装や装飾品も。国ごとに文化の違いが感じられます。中でもひときわ目を引いたのがSDGsについての体験型常設展です。国名が書かれたパネルを読み取り装置に差し込むと各国のSDGsの達成状況が色で分かる仕組みになっています。日本や気になる国を選んで情勢を調べてみました。ちなみに日本が達成できているのは3項目だけ。少し驚きました。また、クイズが書かれた箱があり扉を開けると答えが確認できます。童心に返って次々とクイズに挑戦!お子さんと一緒にチャレンジすれば子どもの好奇心にも火が点きそうですね。自由研究にもピッタリ!普段あまり考えることのなかったSDGsについて楽しみながら学ぶことができました。
資料室
国際協力や開発教育に関連する資料や世界について学べる本がズラリ!写真やイラストの多い子ども向けの本も置いています。世界中の人々が抱えている課題を分かりやすく説明してくれているのでとても勉強になりました。まるで図書館のようですが、残念ながら貸し出しはしていないようです。閲覧スペースでゆっくりと読むことができます。
まとめ
「珍しいエスニック料理を食べよう」と軽い気持ちで行ったJICA関西。世界の情勢まで学ぶことができ思いのほか長時間滞在してしまいました。最近はさまざまな場所でSDGsが謳われていますが、私はイマイチ理解できていませんでした。それが体験型の展示を見て自分なりにできることから始めてみようと思いました。
JICA関西の情報
- 住所:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-5-2
- TEL: 078-261-0341(代表)
アクセス:JR「灘」駅から徒歩約12分、阪神「岩屋」駅から徒歩約10分 - 【JICA関西食堂】
- 営業時間:ランチ11:30~14:00 ディナー17:30から21:00(ラストオーダーは各30分前)
7月のラディッシュ講習
田嶋 直子
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