こんにちは、ラディッシュ企画編集室のイマイです。今、巷で話題の没入型展覧会【ゴッホ・アライブ】へ行ってきました!フィンセント・ファン・ゴッホの3千点もの名作を力強いクラシック音楽にのせてダイナミックな映像で再現する【ゴッホ・アライブ】。全世界850万人を超える人々を魅了したこの展覧会に実際に訪れて思った事、感じたことをレポートしたいと思います。
兵庫県立美術館 ゴッホ・アライブ(6月4日まで開催中)
『五感で体感する没入型展覧会』一体どんな展覧会なのかドキドキワクワク。土日は混雑していると聞いたので、私は木曜日に訪れました。美術館に到着したのは開館少し前。チケットを予約していなかったので、当日券の売り場に10分程並びました。平日にもかかわらず結構たくさんの方が並ばれていましたよ。
会場はギャラリー棟3階。‟ひまわり”と‟星月夜”がお出迎えしてくれます。
入場すると、ゴッホの芸術、生涯、時代背景等を学べるパネルが展示されていました。イラスト風に描かれたゴッホの絵を「可愛いな~」と眺めていると遠くから『上映がはじまります!』との声が。あわてて奥へ進みました。
今思えば、ここでちゃんとパネルを読んでゴッホについて予習しておけば良かった。なんの予備知識もないまま奥へと向かってしまいました。会場の中では細かな説明はほぼありません。「音と映像で体感する」スタイルなので、それだけでも十分楽しめますが背景を知りたい人はここでじっくり読んでから入場することをおすすめします。
このゴッホ・アライブの最大の特徴は会場内での写真・動画撮影がOKというところです。
フラッシュ撮影など禁止されていることもありますが、とにかく写真が映えるんです。1つめの会場「ベッドルーム」では、”アルルのフィンセントの寝室”が実物大で再現されています。実際に撮った写真はまるでゴッホの絵画のよう。
この空間に入る事もでき、ゴッホの絵の一部になった感覚に。とても不思議な体験でした。
アルルの寝室のコーナーを抜けて、メイン会場「ゴッホ・アライブ」へ。
会場内には、数か所ですが椅子やビーズクッションなどが置かれていました。じっくり腰を据えて楽しむ事もできます。
大音量のクラシック音楽が響く中、高さ最大7mものスクリーンや床に約3千点もの作品が映し出されます。映像は40分を1クールとしてくり返し上映。リズムに合わせて花が舞ったり、汽車が走り抜けたり・・・映像がどんどん変り、絵画とは違う面白さがありました。
いろいろな土地を旅し、それぞれの場所で数多くの作品を描いたゴッホ。これから流れる映像がいつの時代の作品なのか合間に説明が流れます。
“ヒナゲシのある野原”。
ゴッホの代表作“ひまわり”。
ゴッホの筆のタッチがそのまま床にも投影されます。
弟テオに向けて書かれた手紙も。鬼気迫る音楽が耳から離れません。
日本の浮世絵や花札を模して描いた絵もステキでした。
水面が揺れていて幻想的な“ローヌ川”。そこから映像がゆっくりと“星月夜”に変わっていく様子も神秘的です。
時代によって、ゴッホの孤独と幸福が入り混じった感情を体感できる展覧会でした。
ゴッホ・アライブの会場を出ると、3つ目の会場「ひまわりの部屋」がありました。スマホでQRコードを読み込むと画面にゴッホさんがあらわれるという遊びも。部屋の中に敷きつめられたひまわりの上を踊ったり飛び回ったりして可愛らしい演出でしたよ。
観覧はこれでおしまい。最後にオリジナルグッズコーナーへ。ゴッホの絵の模様のノートやクリアファイル、Tシャツ、エコバッグ、傘などいろいろありました。中には展覧会限定のものもありましたよ。
まとめ
改めて、会場内にあった『ゴッホ・アライブの楽しみ方』を見て納得。
イントロダクションをすっ飛ばしてしまったんですね。そんな後悔をたらたら膨らませても仕方ありません。みなさんは、私の反省をぜひ活かして楽しんできてくださいね。
ゴッホ・アライブ 兵庫県立美術館 詳細
2023年6月4日(日)まで
住所:神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1(HAT神戸内)
開館時間:10:00~18:00※最終入場は閉館60分前まで
休館日:月曜日
入場料:一般2500円
問合せ:キョードーインフォメーション0570-200-888(月~土11:00~18:00)
今井令子
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