ラディッシュ企画編集室です。9月30日にオープンした神戸空港常設ミュージアム「MINIATURE LIFE × KOBE AIRPORT」の取材に行ってきました。オープニングセレモニーで作者の田中達也さんと出会え、ラディッシュスタッフは大興奮!
田中達也氏の見立ての世界
ミニチュア写真家、そして見立て作家として世界的に活躍されている田中達也さん。身近な野菜や生活雑貨など、日常にあるモノを別のモノに見立て、小さなジオラマ人形(人間や動物)と共にミニチュアの世界観を創り出します。NHKの連続テレビ小説「ひよっこ」のオープニング映像で彼の作品を目にした人も多いのでは?!
「ステイセーフ、ステイテープ」セロハンテープを空港のチェックインカウンターに見立てた作品。
「みんなで旅にでる錠!」人形が引いているのは?スーツケースと思いきや・・・ダイヤル式の南京錠!
田中さんの作品はどれもみなアイディアに溢れ、思いもよらない発想に驚かされます。毎日SNSで作品を配信し、367万人ものフォロワーがいるのだとか。2020年には「ドバイ国際博覧会」からも招待されました。
神戸空港の新スポット
田中達也さんと神戸空港がコラボしてオープンしたミュージアムが「MINIATURE LIFE × KOBE AIRPORT」。屋上の展望デッキ2ヶ所にできた展示室には神戸の街並みを表現した大型のジオラマや、同じく神戸をイメージした面白い見立てのミニチュア作品が展示されています。
地元企業約100社から集めた商品パッケージや瓶、缶・・・を使って神戸の街を表現。
街のどこかに田中達也さんの姿が!「えっ、どこどこ?」・・・現地で探してみてね!
海の街の裏側には六甲の山の風景も再現。
2ヶ所の展示スペースにはガラスケースに飾られた神戸ゆかりの作品も沢山展示されています。
「ミニチュアライフ×神戸エアポート」パンや焼き菓子、食器・・・が空港になっちゃった!
「ハブ ア ライス トリップ!」ごはんを雲に見立てるとは・・・。発想力がすごすぎます。
「エビフライト」エビは5Lサイズかな?ナイフの翼にフォークの尾翼。ジャンボジェットに搭乗!
「芯神戸」ホチキスの芯をランドマークに見立てています。新神戸ならぬ「芯神戸」。そのタイトルにクスッと笑っちゃいますね。
「この坂道は甘くない」新郎新婦の人生の道は神戸によくある急勾配の坂のよう?ひょっとしてかかあ天下?・・・いろんなことを深読みしちゃうネーミングですよね。
「明石雪(あかしゆき)」神戸っ子が大好きな明石焼きが “かまくら ”になっちゃった。
館内の壁にはところどころに田中さんのイラスト画も!
なんと、この絵の中には「MINIATURE LIFE × KOBE AIRPORT」の文字が隠れています。
巨大ブロッコリーで見立てを体感
展望デッキの芝生エリアには、高さ約3メートル、重さ約460kgの巨大なブロッコリーのオブジェが展示されています。
まるで大木みたいなブロッコリーの下で写真を撮ると、自分がジオラマ人形になったような気分が味わえます。オープニングでは小学生達の歓声が飛び交っていました。
神戸空港は近い将来、国際線の就航が予定されています。『海の向こうの人々が巨大ブロッコリーに興味を持ち「What(なんだこれは)・・?」と検索したりすることで、神戸国際空港を知るきっかけになったら・・・』と田中さん。
神戸の新スポット「巨大ブロッコリー」を背景に田中達也氏とパシャッ!
まとめ
田中達也さんのInstagramをフォローしていて、日々アップされる作品を楽しみにしています。神戸空港に彼の常設ミュージアムが出来ると知り、オープニングを心待ちしていました。スマホでしか見られなかった「ミニチュアの世界」が神戸の街にやって来たことに感動です。今回の空港リポートでは数社のメディアに取材を受け、ニュースでも放映されましたー!
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国松恭子
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