さるとりいばら(猿捕茨)~名前の由来はひっかく~【植物画】

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四季折々に咲く草花を描き、コメントを添える「のはらからのたより」~心あたたまるメッセージをあなたに!

さるとりいばら(猿捕茨) Smilax China

(別名:ガンタチイバラ)ユリ科シオデ属 つる性低灌木 花期:4~5月

学名「Smilax China」のSmilax(スミラクス)はギリシャ語の「ひっかく」という言葉から生まれたという。
つる性の落葉低木。巻きひげと刺でからみつき成長する。初夏、葉が展開する時にわきから短い枝が出て、その先につぼみがかたまってつく。うす黄みどりの花を多数つける。

今日も寒い一日。各地で大雪のニュース。かがやきの道の鉄塔周辺にサルトリイバラがたくさんある。去年から高いところに残っている。おととしの秋は不思議にこの実がほとんど見られなかった。

今日は近所のKさんの誕生日。記念にこの実を高いところから少しもらって描いた。手袋もマフラーもひっかかるし、トゲに血は出るし、ポポ(愛犬)はひっぱるし、ふ~ふ~だった。いろいろな思い出があるサルトリイバラの実です。

「山で恐いはサルトリイバラ、里で恐いは人の口」という俗言があるらしい。噂話も厄介ですがサルトリイバラのトゲも怖そうですね。

作者 浜口のぞみさん 神戸市在住

「草花の名前の由来や特質、花や実を食べる鳥や虫のこと…。環境や自然、歴史など、絵を描きながら連鎖的に様々な分野のことがわかってくるところが面白いです」

『のはらからのたより』は2000年から20年間、(株)トムコが発行する情報紙に連載されました。

 

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Radish STYLE編集部

「リビングパートナー」の名前で、地域の主婦の目線で情報発信。地域の主婦ならではの視点と絆で「人」「モノ」「お店」などをご紹介しています。 運営は大阪ガスサービスショップの株式会社トムコによるものです。
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