こんにちは。ラディッシュ企画編集室のタジマです。
今年は暖冬かと思いきや、12月になると冷え込みがグッと厳しくなってきましたね。コタツに入りながらぬくぬくとテレビを見るのが好きですが、たまには読書を楽しんでみようと思っています。
地元が誇る児童文学作家
ラディッシュ新聞配布地域に住んでいらっしゃる丘紫真璃(おかむらさき まり)さんは、中学校在籍中、僅か14歳にして「黄色い卵は誰のもの?」(幻冬舎)で作家デビューを果たしました。大人になった今もピュアな感性を持ち続け児童文学作家として活動しています。見た目も中学生の頃からほとんど変わらず性格もキュートな方なんです。
童話好きのお母さんの影響で幼い頃から一緒にいろんなおとぎ話を作ってこられたという真璃さん。生活する全ての空間が舞台になり、キャストは家族から愛犬、ぬいぐるみ、家電製品に至るまでそれぞれに名前を付けてキャラ化するそうです。「お話を考えている時は何もかも忘れ、たとえ落ち込むようなことがあっても力が湧いてくるんです」。
日課は愛犬ココリックとの散歩。緑道ですれ違う子ども達の言動が作品づくりの参考になるのだとか。「多くの子ども達が物語の世界に浸ってワクワクできる本をたくさん書きたいです」。
著作本をご紹介!
「ぐらん×ぐらんぱ!スマホジャック」(小学館) 第2回小学館ジュニア文庫小説賞金賞受賞
天国に行ったはずの祖父がスマホに乗り移る奇想天外なファンタジー。昨年第2回小学館ジュニア文庫小説賞金賞を受賞しました。
個性的でチャーミングな登場人物たちが繰り広げる物語に思わず引き込まれてしまいます。まるで映画のようにシーンが頭に浮かんでくる執筆力が彼女の持ち味。人並み外れた想像力とストーリーの圧倒的な面白さが評価されての受賞だったようです。
イケメン転校生の登場で恋の予感?続編の「ぐらん×ぐらんぱ!スマホジャック~恋の一騎打ち~」も、まりりんワールド全開ですよ♪
「おりょうりけんポッピー」シリーズ(ポプラ社) 全国各地の推薦図書選出
「おりょうりけんポッピー ハンバーグへんしんじけん」「おりょうり犬ポッピー たんじょうびのカレーじけん」「おりょうり犬ポッピー バナナがびょうき!?じけん」と現在3巻出版されています。読み終わった後に思わずお料理が作りたくなる一冊です。
「リンリンちゃんとワンゴ天才発明会社」(ポプラ社) 第2回新・童話の海入選
奇抜な発明を繰り返すワンゴと、兄に振り回される妹・リンリンちゃんの愛情がほのぼのと伝わってくる一冊です。目まぐるしく展開するストーリーに愛らしい挿絵がマッチして読みごたえバッチリ!挿絵は神戸市北区在住の刺繍作家・MICAOさんによるもので、地元・神戸を基盤に活躍する2人のアーティストがタッグを組んだ記念すべき作品です。
どの本も型破りなハプニングの連続でドキドキ・ワクワク♪コミカルなファンタジーの世界を楽しんでくださいね。
トムコギャラリーで作品展を開催しました
11月に丘紫真璃さんの出版本&原画展を開催しました。
ラディッシュ新聞を読んでわざわざトムコまで足を運んでくださったお客様、お料理や手芸教室に来られた生徒さん達が興味津々で見てくださいました。本当にありがとうございました!
また、貴重な原画を展示させて下さったMICAOさんにも感謝の気持ちでいっぱいです。
まとめ
ギャラリーに来て下さったお客様の中には70代の方もいらっしゃいました。お孫さんのためにご覧になっているのかと思っていたら、ご自身が童話好きとのこと。「児童書は字が大きくて見やすい上に時間をかけずに読み切ることができるので気軽に読めるのよ。」とおっしゃっていました。子どもだけでなく大人の方にもおススメなんですよ(^^♪
「丘紫」は大好きな北海道のラベンダー畑にちなんだ筆名なんだとか。頭の中に溢れる物語のタネがどんなファンタジーの花を咲かせるのか、これからも楽しみですね♪
田嶋 直子
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